芝居は正解もなければ無限に表現はある。 はっきりと目に見えるものだけでない、形ないものを映し出すもの。 とても奥深い。 私自身も10代からプレイヤーを長くやっていたので俳優の気持ちはよく分かる。 だが今は演出家、演技の指導者として沢山の俳優を長年見させて貰っているが、今や、より芝居の奥深さを実感している。 芝居は一日二日で上達するものではない。 そして自分が感じたものだけが全てではないと言うこと。 価値観を崩していく事。 これも芝居に必要な事。 演じる上で沢山気付かねばならぬ事というのはあって、だがその本来の大切な意味を理解するまで、それが一番時間がかかると思っている。 目に見えないものだからこそ、それを理解して取り組めるまでが容易ではない。 だからこそ、いかに突き止められるか。 真摯に向き合えるか。 目を瞑らず自分を誤魔化さず戦えるか。 成長する近道より遠回りは山程ある。 こうなると遠回りだ。時間がかかる。という事は良くある。 だがそれもコツコツ立て直していかなければ芝居は成長しないのだ。 芝居をしている者は、 7割は同じ壁にぶち当たると言う。 だが後の3割はその7割をどう切り抜けて来たかによる。 壁は登らず遠回りしてもいずれまた立ちはだかる。 そう、逃げ道がないのが芝居。 日々、俳優たちと向き合い、コツコツです!
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AuthorAYUMI MURAYAMA ※Twitter、Facebook、Instagram等のSNSはやっておりません。当サイト以外は本人では御座いません。
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September 2023
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