よく、どうやって脚本書いているんですか?と聞いてい頂くことがある。 正直…終わってみるとはっきり覚えていないんですね。 本番とか見ていると、私からこんなセリフ生れたんだと思うほど。 書いている時はきっと何かが乗り移っているんだろうと思う。 と言うか、脚本家のものから演出家のものへ、そして役者のものになるんでしょうね。 毎回本番見ていて、「もうみんなの作品だな」と思うことが殆ど。 そしてお客様のものへ。 そうでなくてはならないと思っている。 脚本に一番時間をかけるのは、登場人物の「人生の掘り下げ」。 どのような家庭に生れ、どう育ってきたか、どういう経験をしてどんな思いをしてきて今ここにいるのか… その一人一人の人生観を生むのが一番時間がかかる。 それがないと、私自身が目指している、お客様が登場人物たちの人生の一部分の目撃者にはなって頂けないと思うし、そこでその言葉(台詞)を発する意味にリアリティが出ない。 誰がしゃべってもいいわけではないし、一つの感情、意味でも、人により表現方法も、いい方も、細かく言えば語尾も違う。 そこにリアリティを出すことで、役者もそこに細やかな役作りで息を吹き込み、今ここに生きている人生観が舞台の上で交錯できる。 作品の空気感が、世界観が生まれる。 生きている作品になる。 それが、生の舞台の、生き様を見せられる、息吹を共有出来る素晴らしいところだと思っている。 と、言うたまにはこんなことも書いてみたり。
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日々、仕事、〆切に追われています。 日常から非日常を生み出し、日常に変えていくことの大変さは勿論、自分自身の変革が何より大事だったりもする。 その為のinput、outputは何より大切で、何より難しく、その術を特別視せず自分自身でコントロールしていくこと、今特に問われているなぁと感じている。 やらねばならぬことは何一つとして変わらず、色褪せておらず、取り組むのみ。 永遠のデスクワークは続く。 スタッフさんや関わって下さる方々の温かさに触れ益々頑張らねばという気持ち。 先日、舞台「Craquelé-クラクリュール-」の取材インタビューして頂いたの原稿が届きました。 こういった一つ一つが進行されていくとより意欲が湧きます。 このみんなのインタビュー記事見ただけで楽しみにして頂けそうな内容だ。 文面からの臨場感! たなみん、萌、弘佑の良さが出ているなぁと改めて。 インタビュー掲載お楽しみに…!! |
AuthorAYUMI MURAYAMA ※Twitter、Facebook、Instagram等のSNSはやっておりません。当サイト以外は本人では御座いません。
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September 2023
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